糖質制限がはかどるレトルトパックご飯(レンジでチンするご飯)

ちゃおしこ! 結婚して妻もいるのにレトルトご飯が手放せないカルロ・クマです
とはいっても玄米好きなのが私だけなので、ひとり玄米を食べるためにレトルトパックの玄米ご飯を常備しているだけなんですけどね(ちなみに玄米ご飯は糖質制限にはなりませんので、今回の記事とは無関係……でも記事の最後におまけで紹介ねじ込んでますw)
そんなレトルトパックご飯=通称レンチンご飯は、一人暮らしや、忙しくてご飯が炊けない時なんかに常備しておくと、なにかと糖質制限ライフがはかどりますよね。
レトルトパックご飯の糖質制限における一番のメリットは、なんといっても食べきりサイズなので食べ過ぎる心配がないことです。
おかずが美味しいと、ついついご飯を増やしてしまう私のような意志が弱い人間には実は好都合なのがレトルトパックのご飯なのです。さすがに2個食おうとは思いませんからねw
低糖質なレトルトパックご飯は、現在(2019年3月22日現在)5つのメーカーから全6種類が発売されています。日本人の主食な割には意外と少ないです。もっと種類があってもいいのに……。
ちなみに、糖質の低いレトルトパックご飯には、大きく分けて2種類のタイプが存在します。
【低糖質レトルトパックご飯のタイプ】
- マンナンヒカリ(こんにゃく米)を混合したもの
- 高アミロース米と大麦を磨いたもの
この記事では、レトルトパックご飯の中で一番メジャーだと思われる『サトウのごはん』を基準に、これよりも糖質の明らかに少ないものだけをチョイスして紹介しています。
【基準のレトルトご飯】
サトウのご飯 新潟県魚沼産こしひかり 150gあたり 炭水化物48.5g
※白米はほとんど食物繊維を含まないので、炭水化物=糖質として。
※この記事は随時更新されます。
サラヤ株式会社 低GI米 へるしごはん 大麦入り 150g【糖質35.0g】
ご飯の代替の記事でも紹介した、糖質36%オフな低GIご飯。
国産の高アミロース米(GI値が少ない)と大麦を独自ブレンド。大麦は一粒ずつ米の大きさに削って(←すげーw)違和感のない食感を実現してるという、美味しさにもこだわっている低糖質レトルトご飯です。
大麦を米粒の大きさに研磨するとか……絶対に日本人にしか思いつかない仕事(笑)
からだシフト 糖質コントロール ごはん 大麦入り 150g 【糖質35.0g】
上記のへるしごはんと同じ内容のものです(テーブルマークが製造してるOEM)
パッケージの好きな方か、安売りしてる方を買ったらいいと思います(笑)
【実食レビュー】
興味深々、大麦を米粒に磨いたご飯ってどんな感じなのかすごく気になりますよね。
規定通り500Wで2分加熱して出来上がりです。出来上がりはこんな感じです。
大きさは全部米粒大ですが、麦の縦線がいたるところに見受けられます。隠しようのない麦めし感w
パックを開けた時の香りは白米の炊けた匂いというよりは、麦ごはんっぽい香りです。
実際に食べてみると、味は麦ごはんです。ま、当然ですよね(笑)
決してパサパサしているわけではないのですが、固いご飯を食べているような感じで、口に運ぶとツブツブ感があります。この大麦の主張を《愉快な食感》と感じるか《邪魔くさい食感》と感じるかは好みが分かれそうです。
いわゆる普通の麦飯も白米とのブレンドの比率でピンキリかと思いますが、このパックご飯でいえば《けっこう大麦が入っている》ように感じます。
マンナンご飯と比べると、美味しさではマンナンが上かなという印象です。特に麦飯が好きとかでなければ、マンナンの方がいいかと。決してまずくはないんですけどね……でも、うまくもないっていう(笑)
大麦はなんとなく健康って感じる方にはプラセボ的な効果はあるかもです。



【カルロのオススメ指数】
大麦が米粒大になっていて、食感は面白いものの、味わいとしては……。同じような糖質量で並ぶならマンナンご飯の方が美味しいですJA松任 ごはんとマンナンヒカリ 150g 【糖質32.6g】
メジャーブランドではないものの、なかなかの糖質量をたたき出している《JA松任 ごはんとマンナンヒカリ》です。石川県の農協で出しているレトルトご飯です。
なんで農協が? と思ったんですが、石川県産のうるち米を使っているってことなんですね。納得。糖質制限ブームに合わせて発売したのかどうかはわかりませんが、なかなか目のつけどころがいいですよね。
糖質オフの仕組みはマンナンヒカリ(粒状こんにゃく)を混合したご飯になります。
【実食レビュー】
他レトルトパックと違い、容器の形状が唯一の丸型なのが特徴的です。
そして、農協が発売しているだけになんとなく美味しいんじゃないかという淡い期待をいだきながら、規定の500Wで2分加熱します。
できあがりはこちら。
開封したときに特においしそうな匂いはしてきません。すごく事務的な香りw
(上の写真はチンした後に少し耕したのでふっくらしているように見えますが、実際にはぺったんこです)
実際の味の方ですが、うまくもまずくもないですw
ご飯らしいおいしさはどこかへ行ってしまったのでしょうか? っていうぐらい、ご飯っぽいナニカです^^;
米粒は全体的に小さめで、粘り気や甘みはなく、箸でつかもうとするとポロポロと逃げる感じですね。下でレビューしているマンナンごはんのマイサイズよりもその点は顕著です。
糖質は一番低いんですが、味わいとしてはちょっと残念かな。いや、決してまずくはないんですけどね……。美味しくもないんですw 糖質考えたら贅沢言うなって話なんですけど。
積極的に食べるかって言ったら、二度目は手が出ないかなっていうのが正直な感想です。っていうか、ケース単位でしか入手できなかったので、私の場合あと残り11個もあるんですけどwww いや、文句言いながらも食べますけどね……。



【カルロのオススメ指数】
味的には★ふたつだけど、糖質を考えたら……ってことで。伊豆河童 ゼンライス 150g 【糖質38.5g】
伊豆のところてん屋さんが出してるこんにゃく米入りのレトルトご飯。他のメジャーブランドのように気軽にスーパーやコンビニで買えないのが難点です。
ところてんの専門店が出しているこんにゃく米入りのご飯ってだけで、なんだか美味しそう感が割増されますね。
ゼンパスタ(こんにゃく麺)のネーミングからヒントを得たであろう、ゼンライスというネーミングはなかなかいい狙いだと思います。
【実食レビュー】
低糖質ご飯のレトルトパックの中で一番糖質が高い、こちらの商品。
やはり美味しさと糖質は比例する関係にあるのか? 実食していきたいと思います。
レンジアップは他の商品が2分で横並びの中、唯一の1分30秒の指定と調理時間が短くなっています(500Wで加熱)
できあがりはこちら。
パックを開けた時の薫りはかなり良いです。ちゃんと美味しそうな匂いがします。
しかし、透き通った米(粒こんにゃく)感がすごいですね。あからさまに《かたぎ》のご飯には見えませんww
炊飯すると米とこんにゃく粒が層になって分離して炊けてしまうんでしょうね。
というわけで、ちょっと耕してみました。
これで、ようやく食欲がそそられるビジュアルになりました。
そして、気になるお味のチェックです。
味は普通にご飯の甘みを感じて美味しいです。ただし食感に難がありますね……。
口の中で蒟蒻粒と米粒の混ざり具合に違和感を感じますね。こんにゃく粒が歯ごたえがあるのに対して、米の部分は水っぽくてべちゃっとします。全体的にはかなり《ゆるめ》のご飯です。
甘みやうまみはやはり糖質に比例するのか、いつものご飯に近い味です。
ただ、やっぱり食感が……残念な感じですね。



【カルロのオススメ指数】
香りや甘みはOKですが、食感がダメ。べちゃべちゃです。やわらかいご飯が好きな人は許容範囲なのかなぁ。大塚食品 マンナンごはん 140g(160g) 【糖質33.3g(37g)】
お米の代替品でも紹介した、元祖低糖質ご飯と言ってもいいくらい、相当昔から存在する『マンナンヒカリ(粒状こんにゃく)』を使ったご飯です。
大塚食品のマンナンごはんのレトルトパックには140gと160gがあります。お腹の好き具合と糖質量でチョイスしたらいいと思います。
一番食べ慣れてるので、漠然とした安心感と安定感があるのが大塚食品のマンナンヒカリ。
実食レビュー
まずはマイサイズの方のマンナンごはんです。
規定通り500Wで1分40秒加熱します。できあがりはこちら!
『こちら!』なんつっても、見た目は何の変哲もないフツーのレンチンご飯です。
パッケージを開けるとボワっと湯気が出てきますが、ひとつも美味しげな匂いがしてきませんw
マンナンを混ぜて炊いたご飯なので、全体的に粘り気というかまとまりが悪いですね。
箸でつかもうとすると逃げていく感じがあります。これは『早食いできない』という意味では隠れたメリットになりそうではありますw
先の説明のとおりマイサイズとノーマルでご飯の銘柄を変えたのは味わいの違いもあるのかと期待したものの、ご飯の甘みや風味らしいものはほとんど感じられず。
普通に白米ではあるんだけど、健康なんかカンケーねーぜぇっていう生き様だったら、わざわざ食べないかなって感じです(笑) 可もなく不可もなく。
これで糖質が33.3gなので糖質制限的には非常にありがたいんですけどね^^;



【カルロのオススメ指数】
糖質が低いこと以外は特におすすめするところがないですw
続いてノーマルの方のマンナンご飯を食べてみました(もちろん別の日ですよw)
こちらは500Wで2分加熱です。20gの違いで20秒加熱時間が違うんですね。
できあがりはほとんどマイサイズ商品と変わりありません。香りは少しこちらの方がましかなといった程度。
実際の味の方も、どうせマイサイズと大差ないだろうと思っていたのですが……あれ?? マイサイズよりおいしいw
お米の粘り気があり、甘みも感じられます。マイサイズの時に感じたお米が逃げていく感じもなく、しっかりとひとまとまりのご飯として味わうことができます。
マンナンご飯ならこっちの方が断然おいしいです。
糖質の違いに秘密があるのかなと思って、10gあたりの糖質量を比較してみたのですが……
マイサイズ:2.37g
ノーマル:2.31g
なんと大して美味しくない(言っちゃったよw)マイサイズの方が重量あたりの糖質が高めだということが判明(微差ですけどね)
これは単純に《富山県産コシヒカリ》よりも《北海道産ゆめぴりか》が美味しいということなんでしょうか。同じような結果を想定していただけに、これは予想外の嬉しい発見でした。



【カルロのオススメ指数】
大塚のマンナンご飯はノーマルを買うべし!レトルトパックご飯の糖質量ランキング
各レトルトパックご飯を糖質量順に並べると以下のようになります。
順位 | 商品名 | 糖質 | 内容量 |
1位 | JA松任 ごはんとマンナンヒカリ | 32.6g | 150g |
2位 | 大塚食品 マイサイズ マンナンごはん | 33.3g | 140g |
3位 | からだシフト 糖質コントロール ごはん 大麦入り | 35.0g | 150g |
3位 | サラヤ株式会社 低GI米 へるしごはん炊飯 大麦入り | 35.9g | 150g |
5位 | 大塚食品 マンナンごはん | 37.0g | 160g |
6位 | 伊豆河童 ゼンライス | 38.5g | 150g |
重量は140g~160gで、150gが中心のラインナップです。
糖質量の低さではが『JA松任 ごはんとマンナンヒカリ』が1番低いという結果に。最大と最小の糖質差は7.9gですから、結構違いますよね。
▼糖質量が一番低い低糖質なパックご飯はこちら▼
各レトルトパックご飯のレビューについては随時更新して追加していきます。
超余談
レトルトパックの玄米ご飯で私(カルロ・クマ)の一番のお気に入りはAmazon限定のコレです。
玄米臭さも少なくて、なにより米自体がすんごく美味しい! パック詰めされていなければ、どんどんおかわりする魔性レベルのうまさw
玄米がお好きならぜひ一度は食べて頂きたいです。こいつを常備しておくと、だいぶ幸せになれますよ^m^
※この玄米は糖質制限とは全く無関係ですw 1パック(150g)あたりの糖質は炭水化物量で48g。糖質制限なら半分から2/3くらいでやめないと駄目ですw
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